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日本のフレネルレンズメーカー [灯台]

これまで海外のフレネルレンズメーカについて書いてきましたが、国産はどうなんでしょう。

ネットで色々と調べてみると、次の会社がヒットしました。
・日本光機工業株式会社
・協和光器株式会社
・飯田光機会社

どうも現存しているのは「日本光機工業株式会社」だけのようです。
(間違っていたらごめんなさい!)
※公式サイト「日本光機工業株式会社」
http://www.nipponkoki.co.jp/

さて、ここで注目したいのが「飯田光機会社」です。

犬吠埼灯台」の資料展示館に「沖ノ島灯台」で使われた国産初の第一等フレネルレンズが展示されていますが、これが飯田光機会社で製作されたものだそうです。
※Wikipedia「犬吠埼灯台」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8A%AC%E5%90%A0%E5%9F%BC%E7%87%88%E5%8F%B0
※Wikipedia「犬吠埼灯台資料展示館」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8A%AC%E5%90%A0%E5%9F%BC%E7%87%88%E5%8F%B0#mediaviewer/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Choshi_Inubosaki_Museum_2013-09A.JPG
※Wikipedia「沖ノ島灯台」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%96%E3%83%8E%E5%B3%B6#.E6.B2.96.E3.83.8E.E5.B3.B6.E7.81.AF.E5.8F.B0

手本にしたのは出雲日御碕灯台の第一等フレネルレンズ。
※前にも書きましたが、フランスのBarbier, Bénard & Turenne 社製です。
確かに似てます。

で飯田光機会社ですが、「大正10年創業」以外の情報は得られませんでした。

何と言う事だ!日本の企業の事なのに!!」


ではまた。

Hyper-Radial Fresnel lens/ハイパーラジアルフレネルレンズ [灯台]

灯台のフレネルレンズには第一等から第六等までの種類があり、日本には5つの第一等フレネルレンズが現存することは、前にも書きました。
※Wikipedia「第1等灯台
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC1%E7%AD%89%E7%81%AF%E5%8F%B0


最近、ネットで様々なフレネルレンズを見る機会があるのですが、「Hyper-Radial Lens」と言うモノを知りました。

なんと第一等(直径1.84m)を上回る大きさだそうです。

きっかけはスウェーデン・Wikipediaの「Fresnel lens」のページ。
※SV.Wikipedia「Fresnel lens
http://sv.wikipedia.org/wiki/Fresnel-lins

ページ下方のBilder(製造者)のところに、とてつもなく大きいレンズの写真が載っています。
※「Hyperradial Fresnel-lins byggd för Manora-fyren, Karachi」

...「デカイ、...何だこれは...」。

早速ネットで調べたところ、アメリカ・カリフォルニア州ポイント・アリーナ灯台のサイトに、同じ画像がありました。
※The Fresnel Lens Revolution「Point Arena Lighthouse & Museum
http://www.pointarenalighthouse.com/part_2.html

第一等の上に「Meso-Radial」、そして「Hyper-Radial」と言う種類があり、半径1,330mm(直径2.66m)だそうです。

調べるテーマが増えました。

フレネルレンズメーカー/Chance Brothers & Company, Ltd [灯台]

フランスの会社は調べるのが大変!

英語の"マイケル(Michael)"さんが、フランス語では"ミシェル(Michel)"さんだもんね。

ちなみにWikipediaによると、イタリア語"ミケーレ"、スペイン語・ポルトガル語"ミゲル"、ドイツ語"ミヒャエル"だそうです。
バベルの塔で天を目指したご先祖様に、神様は随分なお仕置きをくれたもんです。

と言うわけで、調べ易いイギリスのフレネルレンズメーカーです。

姫島灯台」について調べると、こんなことが書かれていました。
※Wikipedia「姫島灯台」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A7%AB%E5%B3%B6%E7%81%AF%E5%8F%B0

「明治37年度制作の、イギリス製チャンスブラザース社の第四等四連閃光レンズです。」
※大分海上保安部「姫島灯台 見学」
http://www.kaiho.mlit.go.jp/07kanku/oita/service/todai/himesimasansaku/hime10-1.htm

「チャンスブラザーズ」を調べました。
あっさり判明!!

Chance Brothers & Company, Ltd
※Wikipedia「Chance Brothers」
http://en.wikipedia.org/wiki/Chance_Brothers

では、また。

フレネルレンズメーカー/Henry-Lepaute [灯台]

観音崎灯台
※Wikipedia「観音崎灯台」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A6%B3%E9%9F%B3%E5%9F%BC%E7%81%AF%E5%8F%B0

観音崎灯台についてネットで調べると、
「フランスのヘンリーレポー社製のフレネル式第三等不動レンズを....」
との記述があります。
「ヘンリーレポー」?、何者??
またまた綴りも判りません。

そこで昨日紹介した「欧羅巴人名録」で「ヘンリー」を検索すると、「Henry(アンリ)」ですと。
そう言えばフランスのサッカー選手で「ティエリ・アンリ」って人が居ましたな。

で、またまた昨日紹介した「The Early Development of the Fresnel Lens」で「Henry」を調べると
Henry-Lepaute」と言うのが見つかりました。

そこからネットでいろいろ調べました。
Henry-Lepaute」(アンリ・ルポート)
※カタカナで書くと「アンリ・ルポート」が近いようです。
「Henry Le paute」の記述もありました。
「Henry Lepaute」はアンティーク時計を数多く見かけます。

続きは、またあとで...

灯台フォーラム 2014 [灯台]

灯台フォーラム2014」に参加することにしました。

レンズ好きの方が居るのは分かっているので、お話しするのが楽しみです。

そんなこともあり、急にBlogを更新し始めたわけです。

フレネルレンズメーカー/Barbier, Benard et Turenne(BBT) [灯台]

灯台が好きです。
灯台の"フレネルレンズ(Fresnel Lens)"が大好きです。


で、灯台のフレネルレンズについて色々と調べてみると、不明な点が多い事に気づきます。
例えば「出雲日御碕灯台」。
※Wikipedia「出雲日御碕灯台」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%87%BA%E9%9B%B2%E6%97%A5%E5%BE%A1%E7%A2%95%E7%87%88%E5%8F%B0
日本に5ヶ所だけ現存する第一等フレネルレンズを有する第一等灯台です。
そのレンズは、Wikipediaでは「フランス製」、他に検索するとフランスの「バビエー社」と出てきます。
その「バビエー社」が何者なのか判らない。
まず「バビエー」の綴りさえ判らない。


とにかく、「灯台(Lighthouse)」、「フレネルレンズ(Fresnel Lens)」の単語を検索しまくって資料を集めました。
そこで拾ったPDFの「The Early Development of the Fresnel Lens」(Thomas Tag著)を見ると、「Barbier Bénard and Turenne」と言う記述に当たりました。
確かに「Barbier」は「バビエー」と読めますね。
そこで役に立ったのが、「欧羅巴人名録」と言うサイト。
※「欧羅巴人名録」http://www.worldsys.org/europe/
「Barbier」は「バルビエ」だそうです。


さて「Barbier Bénard and Turenne」が会社っぽいので検索したところ、ヒットしました。
Barbier, Bénard et Turenne」(バルビエ、ベルナール&チュレンヌ)。
※Wikipedia「Barbier, Bénard et Turenne」 http://fr.wikipedia.org/wiki/Barbier,_B%C3%A9nard_et_Turenne
・フランス企業。
・1862年創業。
・略称「BBT」。
・1934年フランスの光学メーカー「E.Krauss社」を吸収合併する。
・「BBT Krauss」としては、双眼鏡などが有名の様です。
※フランス軍への納入実績もあるようです。
・1982年解散
えっ.....現存してないの...。
1982年以降の状況は言葉の壁(要は自分の語学力の無さ)によって把握できませんでした。
タグ:灯台

犬吠埼燈台 [灯台]

GQ4Z3218.jpg
犬吠埼燈台に行ってきました。
雲一つ無い青空に、真っ白な建物がそびえていました。

ここには第1等フレネルレンズがあります。
その大きさは、人の背丈をはるかに越えるもので、迫力があります。
GQ4Z3206.jpg
芸術品のような輝きでした。
前から燈台のフレネルレンズには興味がありました。
これを機会にいろんな燈台を見てみたいです。

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