SSブログ

誓いの夏から-永瀬隼介 [本]

若さとは、時に未熟で、時に一途で、美しくもあり切なくもある。
Chikai.jpg
剣道部の部長である慧一は、同じ剣道部で"アイスドール"と呼ばれている
杏子と交際していた。
慧一は『ずっと、守ってやる』と言っていたが、
杏子は家庭教師のアルバイト先で一家殺害事件に巻き込まれる。
唯一の生存者となった杏子に対して、様々な噂や流れ、
慧一と杏子の間もギクシャクしてしまう。
杏子が潔癖であることを慧一が知った時、すでに二人は修復不可能だった。

19年後、思わぬ形で再会した二人...。
慧一は杏子に対して、19年前の約束を果たす。

永瀬隼介の小説を読むのは初めてでした。
昔、少年の時に叶わなかった思いを遂げる男が、切々と描かれています。
ジャーナリストとしても活躍していると言う著者らしく、
緻密な物語が展開されます。
とても心に残る1冊でした。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。